千葉市の粗大ごみ運び出しがOKなケースとできない場合の対処方法

千葉のゴミ捨てメモ

内閣府が発表している「令和2年版高齢社会白書」によると、日本の65歳以上の方の人口は3,589万人で、日本の総人口に占める割合も28.4%まで高まってきています。

65歳以上の方しか同居していないという高齢者世帯や一人暮らし世帯も年々増加傾向です。

「千葉市内に住んでいるけれど、自分も家族も65歳以上で、粗大ごみを外に運び出すのが体力的に難しく、なかなか家の中が片付かない」とお困りの方も多いのではないでしょうか。

今回は千葉市にお住まいの方が利用できる粗大ごみ持ち出しOKなケースと持ち出しがしてもらえないケースの双方について、ご紹介していきましょう。

千葉市で粗大ごみの運び出しが可能なケース

千葉市では、特定の条件を満たしている場合に限り、家の中や敷地内から市の職員の方が粗大ごみを持ち出してくれるという収集も行っているのはご存じでしょうか。

対象となる方は以下の通り。

・65歳以上の方しか住んでいない高齢者世帯

・障害のある方しか住んでいない世帯

上記の2世帯に当てはまる場合、手順を踏むことで市の職員の方が室内や敷地内から粗大ごみを運び出してくれます。

どのような手順を踏めば、持ち出してもらえるのか気になる方もいらっしゃるでしょう。

手順もご紹介していきます。

<千葉市に粗大ごみを運び出してもらうための手順>

1:「粗大ごみ受付センター」に粗大ゴミ収集を電話して依頼する

2:粗大ごみ収集を依頼する際に「室内からの運び出し収集希望」である旨を伝える

3:申込終了後、収集場所の現地状況や収集して欲しいものの品目や個数について、環境事業所職員の方の聴き取り調査を受ける

4:環境事業所内の準備や調整ののち、収集日を決定してもらい案内を受ける

5:案内された処理手数料分の納付券を最寄りの取扱所にて購入する

6:決定した収集日に運び出しにきてくれるので、必ず在宅しておくこと

7:運び出しが完了し、回収終了

上記の手順で、運び出し回収してもらえます。

運び出しをしてもらう際に気をつけなければならない点もまとめておきましょう。

・住居の玄関口から運び出せないものは回収してもらえない

・運び出すために取り外しや解体が必要なものも回収してもらえない

・運び出しがスムーズに行えるよう、収集日までに、通路の整理整頓を済ませておくこと

・運び出し当日は立ち会いが必要なので、必ず在宅しなくてはならない

住居の玄関口を通らないものやそれを取り外したり解体したりして運んでもらえない点に注意しなければなりません。

玄関ではなくベランダから屋外に出して回収してもらいたい場合や、壁や床、天井から取り外したり、解体したりしてから運び出してもらいたい場合には、千葉市の粗大ごみ回収以外の方法を検討する必要があります。

自力で運び出せないなら業者に任せるのが安全

千葉市の行っている粗大ごみの運び出しサービスは、65歳以上の方しか住んでいない家庭や、障害のある方しか住んでいない家庭しか対応してくれません。

ですが、女性の一人暮らしや、家族皆女性の場合など、大きい粗大ごみや重たい粗大ごみを屋外に出すことは非常に難しいのではないでしょうか。

男性の一人暮らしや、男性だけしか住んでいないご家庭でも、大型の粗大ごみを外に運び出すのは危険も伴いますし、何かあった場合取り返しのつかないことになってしまいます。

運び出す労力や安全性を考えると、自分で運び出すのではなく、不用品回収業者やリサイクルショップの出張買取といった運び出しまで行ってくれる業者に回収を依頼することを強くおすすめしたいです。

家の中まで不用品を取りに来てくれるだけでなく、別途追加料金が取られてしまうこともありますが、取り外し作業や解体作業も行ってくれる業者も多くなっているので、安全にかつ、素早く不要なものを家の中から無くすことができるでしょう。

また、自治体の粗大ごみ回収は、こちらの希望の日時で取りにきてくれないことも多いため、平日日中家にいられない仕事の方にとっては、非常に利用しにくいサービスになっています。

そういった方にも不用品回収業者や出張買取業者による回収はおすすめです。

こちらの希望の日時に回収に来てくれるため、外に不用品を出す作業を省略できたり、安全を確保できたりするだけでなく、有給休暇を消化するようなもったいないこともせずに、効率よく不用品を手放せます。

業者の粗大ごみ回収は料金がかかる

粗大ごみを手放したい時に気になるのが、「どのくらいのお金がかかってしまうのか」なのではないでしょうか。

千葉市の行っている粗大ごみ回収と不用品業者による不用品回収との料金を比較していきましょう。

千葉市の行っている粗大ごみ回収の料金について

千葉市が行っている粗大ごみ回収の費用は、回収してもらいたい品目ごとに手数料が決まっています。

例えば、ふとんは1枚につき390円、食器洗い乾燥機は780円など。

390円から1560円といった幅で手数料の設定がなされています。

料金設定の仕組み上、回収して欲しい品目の量が増えれば料金も、よりかかってしまう点には気をつけなければなりません。

不用品回収によって不用品を回収してもらう場合の料金について

不用品回収業者による不用品回収を利用して、使わなくなったものや壊れたものを回収してもらいたい場合の費用は、さまざまなケースがあります。

不用品回収業者では、以下のような料金設定を実施しているところが多いです。

・「品目ごとの料金」と「収集費用」を設定している業者

・「品目ごとの料金」と「収集費用」、「その他オプション」を設定している業者

・「定額制トラック積み放題の料金」を設定している業者

・「定額制トラック積み放題の料金」と「その他オプション」を設定している業者

収集にかかる人件費や出張費用を「収集費用」や「基本料金」といった呼び方で料金設定しているとこも多くあります。

3,000円から5,000円くらいで「基本料金」や「収集費用」を設定している業者が多いです。

こういった業者は、「品目ごとの料金」も細かく設定しているため、1つの不用品だけを手放したい場合に重宝します。

例えば、二人掛けのソファーなら6,500円前後、テーブルは5,000円前後の回収費用が設定されていることが多いです。

「その他オプション」の中には、取り外し作業や解体作業、ごみ屋敷清掃、2階以上からの運び出し、遺品整理など、単に不用品を運び出すだけではない作業についてかかってしまう料金になります。

「その他オプション」の料金については業者ごとにオプション内容も費用も変わるため、利用したい回収業者のホームページなどで細かくチェックするようにしましょう。

また、上記のような作業が必要になる項目を行う必要がない場合には、通常追加料金は発生しませんので、ご安心ください。

逆に、追加料金が多く発生してしまう業者は、悪徳な業者である可能性もあるため、不用品回収を依頼する前に、追加のサービスといった形で後から料金を請求されることがあるのかどうか、確認したり調べたりしてから利用していきましょう。

近年、不用品回収業者で多く設定されているのが、「定額制トラック積み放題の料金」で不用品を回収してくれるというサービスです。

トラックの積載可能重量や容積内なら、どれだけ不用品があっても回収してくれるというサービスなので、上記の範囲内に不用品の量が収まるのならば、非常に安い値段で不用品を回収してもらえます。

定額制の料金設定も不用品回収業者ごとにまちまちなのですが、軽トラックでの回収で5,000円から10,000円程度、その他、トラックの大きさが上がるにつれて値段があがっていくのが普通です。

1tトラックで、20,000円から50,000円ほど。

2tトラックで、30,000円から80,000円ほどになります。

別途、作業員の人数が増えることで料金が上がる回収業者もあるので気をつけてください。

適当にトラックの大きさを決めると、不用品が全て載らなかったり、逆にスペースが余ってしまってもったいなかったりすることもあります。

不用品として手放したいものがどのくらいの重さや容量なのかを事前にご自身で測ってから利用すると、よりお得に賢く不用品回収業者を利用できるでしょう。
また、関連記事として「千葉県で不用品回収を依頼するときの相場と安く抑える方法」について紹介していますので、是非ご覧ください。