家に置いてある物置が、長年風雨にさらされた影響で錆びてしまったという方も多いでしょう。
物置に水溜りができていたり、天井部から光が差したりしているのをみて、天井が錆びて穴が開いてしまったことに気づく方も少なくありません。
錆びてしまった物置を早く修理したいという方や、修理した物置をなるべく長く使いたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は錆びてしまった物置の修理と、錆びないように予防していく方法についても詳しくご説明していきます。
錆びた物置を修理する
錆びてしまった物置を修理するために必要な作業については以下の通り。
・水に溶いて作ったクエン酸水を漬け込む
・ワイヤープラシで擦り落とす
・錆止め塗料を塗る
上記の方法で錆びた物置を修理していきましょう。
それぞれの方法について手順を詳しくご説明していきます。
水に溶いて作ったクエン酸水を漬け込む
水に溶かしたクエン酸水をスポンジなどよく吸収するものに吸わせます。
クエン酸水を十分に吸わせたスポンジで、物置の錆びの箇所をこすり洗いしていきましょう。
簡単な錆びならば落としていけます。
また、物置内の棚など、取り外せるものが錆びてしまった場合、取り外して、クエン酸水の中に漬け込み、数時間放置してからスポンジでこすり洗いしていくと、錆びが落ちやすくなるので、試してみてください。
ワイヤープラシで擦り落とす
スポンジで落ちなかった錆びは、ワイヤーブラシにクエン酸水をたっぷりつけて、こすり洗いしていきましょう。
錆びがないところもこすり洗いしてしまうと傷になってしまうので、気をつけてください。
錆止め塗料を塗る
錆びを落とした後に、物置全体に錆止め塗料を塗ることをおすすめしたいです。
錆び予防につながるだけでなく、物置の見た目も改善できます。
錆止め塗料を塗る前に、物置の周りに養生シートを貼って、汚さないようにしましょう。
塗料を刷毛に取り、薄く塗っていくことがポイント。
一度に分厚く塗るのではなく、薄く3回にわけて塗り重ねていくと塗りムラなく綺麗に仕上げられます。
穴が開いてしまったら
錆びが進んでしまい、物置の天井部分や側面に穴が開いてしまうことがあります。
物置に穴が開いてしまうと、雨などが降った時に物置内が水浸しになったり、物置内のものの破損や劣化にもつながってしまったりしてしまうので、早めに対処していきましょう。
物置に開いてしまった穴には、以下のような手順で対策を施すことができます。
・ワイヤーブラシで表面を研磨
・錆止めを塗る
・防水テープを穴に貼る
・上からウレタン塗料を塗る
上記の対策の手順について解説をしていきましょう。
ワイヤーブラシで表面を研磨
穴の周りは錆びが残っていることが多いので、ワイヤーブラシで穴が開いている周りの表面を研磨しておきましょう。
目視で錆びが取れたら、次の工程に進みます。
錆止めを塗る
穴の周りに錆止め塗料を塗って、新たに錆びができないようにしていきましょう。
防水テープを穴に貼る
錆止め塗料が乾いたら、穴を塞ぐように防水テープを貼っていきます。
隙間ができないようにしっかりと貼るようにしてください。
隙間ができてしまうと、補修の意味がなくなってしまいます。
上からウレタン塗料を塗る
穴を塞ぐように貼った防水テープの上から、ウレタンの塗料を塗っていきます。
一度に分厚く塗料を塗りつけるのではなく、3回ほどにわけて、薄く塗っていくのがコツです。
3回ほどにわけてウレタン塗料を塗っていくことで、塗りムラなく綺麗に仕上げられます。
錆は予防をするのが一番簡単
物置にできてしまう穴は、錆びが原因です。
物置にできる錆びを予防するためには、どのような方法があるのでしょうか。
以下のことに気を付けておくと、物置を錆から守り、長く使用できます。
・錆に耐性のある物置を使用する
・錆止めは3回塗装する
上記の注意点について、詳しくご紹介していきます。
錆に耐性のある物置を使用する
物置を買う時点で、錆に耐性のある物置を買うようにしましょう。
値段は少々張りますが、その分長く物置が使えますので、長期的な視点で考えればコスパが非常に高いです。
物置を買う際には、物置内の広さだけでなく、どのくらい錆に強いのかを確認してからかうようにしてください。
錆止めは3回塗装する
すでに物置を買ってしまったが、錆に耐性がない物置を買ってしまったという方もいらっしゃるでしょう。
そういう方におすすめしたいのが、錆止め塗料を物置に塗ることです。
錆止め塗料を塗る前に、目視できる錆は、クエン酸水を含ませたスポンジやワイヤブラシで擦り洗いしておきましょう。
錆びを落としたら、錆があった箇所だけでなく物置全体に錆止め塗料を塗ることで、新たな錆ができないようにします。
錆止め塗料は1回で分厚く塗るのではなく、3回ほどにわけて薄く塗り重ねていく方が、塗りムラもなくすことができ、見た目も錆予防効果も高くなるので、試してみてください。
また、物置(倉庫)が劣化して解体を考えている方は関連記事として「倉庫やガレージを解体する方法とそれぞれの費用感」についての記事がありますので、是非参考にしてみてください。